世界中に認められた「色彩の魔術師」マルク・シャガール

◆改めて、マルク・シャガールの魅力とは?

マルク・シャガールは、1887年ロシアのヴィテブスク(現:ベラルーシ)に生まれました。

シャガールの作品には、「空を飛ぶ恋人たち」「楽器」「ロバ」といった、
シャガールが大好きなものたちを自身の作品にモチーフとして描いていることで有名です。

特に「花束」が描かれた作品は、評価が高く
シャガールの誕生日に、奥様(ベラ)から花束をもらった事が嬉しくて、
忘れられない大切な記憶として、お気に入りの作品にはよく「花束」を描くと言われています。


数々の苦難を乗り越えた作家とは思えないほど、彼の作品は「愛」で満ちており、
温かな色彩と独特な世界観には、同じ時代に活躍したピカソも嫉妬するほどでした。

ユダヤ人であるシャガールは、世界大戦の時代も画家として生き抜くため、
生涯を通して様々な都市や国境を渡り歩きました。

その中で様々な人と出会い、異なる文化に出会い、新たな芸術を目にし、戦争や苦難を乗り越えて、
自身の芸術を確立して最後まで貫きます。

そんな彼の芸術もまた、国境を越え、時間を超え、世界各国で愛されることとなります。


例に挙げると、
(パリ)オペラ座の天井画や、(NY)メトロポリタン歌劇場の壁画(NY)国際連合本部ビル(国連本部)のステンドグラスなど、国家がこぞって文化的建造物に描いてもらえるようにシャガールに依頼しました。

マルク・シャガールの芸術に現れる「平和」と「愛」に対する強い想いが、世界各国さまざまな人々の心を魅了し、今も愛され続けているのです。

◆イスラエルに依頼された、ステンドグラス


第二次世界大戦が終わり、イスラエルが建国されると、Parisにいたシャガールの元にイスラエルから使者が訪れ、
シャガールに平和と未来へのレガシーの作品作成を依頼します。

それは、平和を願うシャガールにとって待ち望んでいた依頼でした。

病院関係者と患者の為の祈りの場として建てられた、
ユダヤ教の会堂シナゴーグを美しく包み込む12枚のステンドグラス

城壁に囲まれた旧市街に、異なる3つの宗教の聖地が存在する場所エルサレム。
そのエルサレムの西に位置するヘブライ大学付属ハダッサ医療センターの中に、本作品が残されている。 


今も東西南北の4方向にそれぞれ3枚ずつステンドグラスが飾られています。

光が差し込むというステンドグラスの特徴を活かし、
シャガールブルーや様々な美しい色彩を背景に、鳥や魚、馬が宙を舞う様子を精霊の様に描く。
1作品ごとに異なる色彩と個性が与えられ、見る者を色彩と光の世界へと導き、光が差し込むと神々しい空間が広がる

描かれているのは、旧約聖書に登場するヤコブの12人の息子たち。ユダヤ人の起源とされる者たち。

2度の世界大戦を乗り越え、心から平和を祈るシャガールの願いが込められて描かれたのが本作です。

今のご時世だからこそ、
改めて平和とはを願い、問いたい作品でもあるかもしれません。


マルク・シャガール
シメオン族「エルサレムの窓より」


1964年 リトグラフ 150部
直筆サイン

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12作品の中でも、
シャガールブルーが作品一面に現れているのが特徴の本作。

シャガール作品一覧はこちら>>



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