
◆Omosan STREETに連載がスタートしました
皆様「Omosan STREET」という雑誌をご存知ですか。
私たちのギャラリーもある、
〈表参道エリア〉という“街”そのものを メディアとしたプレミアム情報マガジンです。
各フィールドの第一線で活躍するトップランナーが登場する巻頭インタビューはじめ、
地元企業にお勤めの方がお薦めするグルメやエンターテインメント情報など、
ここでしか得られないオリジナリティのあるコンテンツを発信しています。
次号で100号を迎える、地元の方を中心に長く愛されつづけている、フリーペーパーです。
そんな歴史ある「Omosan STREET」Vol.099よりアートコラムの連載がスタートしました。
記念すべき最初のコラムは、誰もが耳にしたことのある作家、パブロ・ピカソについてです。
◆「ピカソはなぜここまで偉大なのか?」内容を一部ご紹介!

梶尾(Omosan STREET 編集部):今回のテーマは 20 世紀最大の巨匠、パブロ・ピカソです。名前は誰もが知っていますが、改めて「ピカソってなぜそこまで偉大なのか?」、その理由を教えていただけますか。
葛西(gallery KASAI 代表):一言でまとめるのは難しいですが、まず特筆すべきは作品数の多さです。ピカソは生涯でおよそ15 万点もの作品を生み出し、世界で最も多くの作品を残した画家としてギネス記録を持っています。さらに革新性でも群を抜いています。彼が確立した「キュビズム」は、それまで “ 美しいものを眺める存在 ” だった絵画を、“ 見る人が考え、答えを探す存在 ” へと変えました。これは絵画の概念そのものを揺るがす大革命だったのです。
もっと深くお話ししたいところですが、今回はシンプルに。詳しく知りたい方は、ぜひ gallery KASAI で直接お話しできればと思います(笑)。
梶尾 :なるほど…。革新性と圧倒的な作品数。では、没後 50 年以上経った今もなお、多くの作家に影響を与え続けている理由は何でしょうか?
葛西:作家が後世に名を残す上で大切なのは、自らのスタイル=アイコンを築けるかどうかです。
多くの画家は生涯をかけても1つのスタイルを確立できませんが、ピカソは 6 〜7 ものオリジナルスタイルを生み出しました。しかもそのいずれもがアート史に刻まれる革新的なものでした。こうした多面的な表現力と創造力が、彼を唯一無二の存在にしているのです。
例えば現代の巨匠ディヴィット・ホックニーも、若い頃からピカソに魅了され挑戦を続けてきました。晩年のピカソと交流のあった版画師と共に作品を制作し、亡きピカソにオマージュを捧げています。背景を知ってから作品を見ると、まるでピカソと “ 作品を通じて対話している ”ように感じられるのが面白いところです。アートの魅力は、ただ目にするだけでなく、知識や物語を重ねることでより豊かに広がるのです。
梶尾: 最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。
葛西 :ピカソはこんな言葉を残しています。「子供は誰でも芸術家だ。問題は大人になっても芸術家でいられるかどうかだ。」
アートは決して特別な人のものではなく、誰もが自由に楽しめるものです。この連載を通して、読者の皆さんが日常の中に新
たな視点を見つけ、アートを身近に感じていただければうれしく思います。
◆最後に
私たちgalleryKASAIのコンセプトの一つに 「アートをもっと身近に」を掲げています。
皆様の日常に華を添えることができたらという想いから、 このようなお取り組みをさせていただいております。
アートが好きな方も、あまり詳しくない方にも、 わかりやすく楽しめるような内容でお届けいたします。
ぜひお手に取ってお楽しみいただけましたらで嬉しいです。
※冊子は表参道エリアの駅やお店にて設置されています。
gallery KASAIでもご用意してお待ちしております!(在庫がなくなり次第終了です。)
撮影の様子をYouTubeにあげています!
ぜひ合わせてお楽しみください!

撮影は、9月にギャラリーにて行いました。
撮影の様子はYouTube動画よりご覧ください。
YouTube動画視聴はこちらから>>>
◆「#OmosanSTREET 」とは?———————————————
表参道エリアという“街”そのものを メディアとしたプレミアム情報マガジン。
日本国内ではもちろん、世界でも類のない街として、 多くの“モノ”や“コト”そして“ヒト”が、
自ずと集まってくる表参道の、 シーズナルファッション、旬のグルメ、そして地元に根付いた編集部が取材してきた、
ここならではの情報を発信。
各フィールドの第一線で活躍するトップランナーが登場する巻頭インタビューはじめ、地元企業にお勤めの方がお薦めするグルメやエンターテインメント情報など、ここでしか得られないオリジナリティのあるコンテンツを発信しています。
[公式HP] https://www.omosan-st.com
OmosanSTREET Vol.099 表紙は 、初登場の 芦田愛菜 さんでした!
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