【速報】オークションレコード更新されました!

◆4位にランクインした作品とは?

5月18日にNYで開催されたオークションにて出品された、ジャクソンポロック「Number 7A, 1948」
1億8120万ドル(約286億円)を叩き出し、オークションレコードを更新しました。

10分間に及ぶ白熱の入札戦の末に電話入札の方が落札したこの記録は、
ポロック作品史上最高額な上にオークションレコード4位を記録しました。

その背景には、作品の素晴らしさはもちろん、
来歴・規模ともに際立つ重要作でS.I.ニューハウス氏の個人コレクションからなるセールでした。

S・I・ニューハウス(S. I. Newhouse)氏は、アメリカの巨大メディア企業「アドバンス・パブリケーションズ」の会長で、
『ヴォーグ』や『ニューヨーカー』などを傘下に持つコンデナスト社の最高責任者でした。
そして世界有数のアートコレクターのひとりでも知られていました

ジャクソンポロックの他にも、パブロ・ピカソ、マーク・ロスコ、アンディ・ウォーホルなど
ステータスよりも「作品の質と歴史的意義」に重きを置いて長年コレクションを拡充してきましたが、2017年に死去。

遺族は美術アドバイザーでありオークション主催者であるトビアス・マイヤーの助言のもと、
作品を一括放出せず市場の状況を見極めながら順次売却する分割戦略をとり、今回の結果となりました。


◆ジャクソン・ポロックとはどんな作家?

〈アクション・ペインティング〉という技法を生み出した20世紀のアメリカの画家、ジャクソン・ポロック(1912-1956)。
抽象表現主義(ニューヨーク派)の代表的な画家であり、我々が扱いたい作家の1人でもあります。

そんなポロックは、ピカソより後に生まれ、ピカソより早くに亡くなります。
彼が画家を目指す頃には、すでにピカソが多くの技法を世に生み出し、画家の王として君臨していました。
ピカソの後に生まれたポロックは世界中の人を驚かす、『自分にしか描けないもの』を生み出すのにもがき苦しみ、
彼の短い激動の人生の中で遂に、〈アクション・ペインティング〉を生み出します。



その中でアートコレクターの大富豪ペギー・グッゲンハイムと出会い、彼女の画廊と契約したこともあり一気に注目の的となります。
しかしアメリカを代表する画家と呼ばれるようになったプレッシャーに自分を追い込んだ結果、
アルコール中毒の上、交通事故で44歳という若さで亡くなります。

アクションペインティングを生み出し描き始めたのが1947年頃からであり、
44歳という短い人生のなかでたった数年だった為、作品数も限られており、
より需要が高まっている点も今回の記録を作った理由
として挙げられます。



◆「プラダを着た悪魔2」へ繋がる余談です。

現在大ヒット放映中の「プラダを着た悪魔2」、皆様もうご覧になられましたでしょうか。

全世界興行収入は4億ドル(約600億円)を突破し、日本国内でも公開から約2週間で興行収入30億円、
動員200万人を超える特大ヒットを記録しています。

私たちも見に行ってきましたが、内容がなんと今回のポロック作品を所有していた、
S・I・ニューハウス(S. I. Newhouse)氏の背景が重なっており、タイムリーに感じた映画でした。

ネタバレとなるので、ここではあまりお話しできませんが。。。
ファッションとアートも同時に楽しめる、タイムリーな映画なのでぜひ観に行ってみてください。


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