弾けるパリの空
この絵は、私の人生に深く刻まれたある景色から描きました。
それは、パリ17区の建物の最上階に住んでいた頃私の部屋の窓からいつも見えていた風景です。
少し変わった間取りのそのアパルトマンは、屋上に建てられた小さな家のようで、まるで空と街の間にぷかぷかと浮かんでいるような感覚になりました。
毎日異なる光と風が流れ込み、窓枠によって切り取られた空は絶えず変化する。
鳥たちは私の目の高さを飛び、静寂の中にも小さな振動が伝わってくる。
まさに「瞑想と夢想の空間」でした。
本作はそうした感覚——喧騒の上に浮かび、パリが静かにパチパチと音を立てるような、非現実的とも思える時間の振動——を表現しました。
技法 | キャンバスに油彩 |
制作年 | 2025年 |
画寸 | 30.0 × 30.0 cm |
価格 | 会員登録で価格をご覧頂けます |